9~11日目:キャンジン~リミチェ~シャブルベシ~カトマンズ
朝食を摂ってからキャンジンを後にする。行きでは起点のシャブルベシから最奥のキャンジンまで3日かかったが、帰りは2日の予定だ。将来、この谷へ車道が延びてくれば、もっと短期間で登山して帰ってこれるようになる可能性がある。ランタンでは、再び地震による雪崩・地滑りの跡を乗り越えて進む。地震の犠牲者が眠る墓に手を合わせる。
ネパールに来てからというもの、乾期でずっと晴れていて天気の変化に乏しい(ずっと天気が良いとも言う)。帰りもサングラスと日焼け止めは必須である。時々茶屋で休憩しながら、途中シャクナゲをスケッチしながら足早に下りていく。
帰りの1日目の宿は、普通ならラマホテルだが、今回はそこから2~30分くらい先にあるリミチェに泊まる。ラマホテルは森の中の閑静な集落という感じだが、リミチェは宿が一軒だけで(見えないところに家があるかも知れないが)、一方が谷側に開けていて展望のよい宿屋だ。リミチェからはシャブルベシへ至る、来たときとは別の道もあるようだが、あまり使われていないらしい。12月はシーズンから少し外れているのでその場で宿が取れたが、ハイシーズンには事前の予約が必須である。
翌日も朝食を摂ってから9時くらいに出発。シャブルベシのすぐ手前の、滝がすぐそばにあるロッジで昼食を摂る。ここを経営しているのはタマン族らしいが、家族でずっとしゃべり続けている。シェルパによればタマン族は(シェルパ族と違って)口ばかり動かして手を動かさないからずっと貧乏なままらしい。ニワトリがたくさん放し飼いにされていたので、そのうちの一羽を買って捕まえてシャブルベシでの夕食にすることにした(4000ルピー≒4400円)。シャブルベシに到着したらポーターが料理してくれた。とりあえずブロイラーとはまったく違い、最近食べた鶏肉の中では最高に美味しかった。
シャブルベシまででいわゆる登山は終了で、翌日に車でカトマンズに戻り、ちょっとだけカトマンズ観光をして日本に帰る。
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